ジオブロックとは何のこと？仕組みや回避方法を解説！

1. ジオブロックとは？

ネットを使うと世界中のコンテンツが全て閲覧できると思っている方も多いかもしれません。

ただ、ネットコンテンツの中には実は地域によって閲覧が制限されているものがあり、これをジオブロック(地域制限)といいます。

ジオブロックがされている理由

ジオブロックは、著作権や政府による規制・治安維持などの理由で行われています。

具体的には以下のようなものがあります。

特に、動画配信サイトが一番身近なところですが、具体的には日本のTVerやABEMAなどは海外で視聴できなくなっています。

ジオブロックの仕組み

ジオブロックは、主にIPアドレスと呼ばれる情報に基づいて行われます。

IPアドレスは、ネット上で割り当てられた住所のようなもので、その端末がどの国からアクセスされたかを特定できます。

サイト運営元は、ユーザーのIPアドレスを検出できるようになっていて、それを元にジオブロックをかけています。

ジオブロックを解除する方法

ジオブロックを解除するには、以下のような方法が一般的です。

プロキシサーバーを利用する

プロキシサーバーは、インターネット上の仲介サーバーのこと。

プロキシーサーバーを経由すれば、あたかもプロキシーサーバーのIPアドレスからアクセスしているかのようにできるので、ジオブロックを回避できます。

ただ、プロキシサーバーは、誰がどんなアクセスしたかというログを保存していくシステム。

なにか攻撃を受けたときにログが流出する可能性があるのがデメリットです。

Torブラウザを使う

Tor (The Onion Router)ブラウザは、匿名性を重視したWebブラウザのこと。

たまねぎ(Onion)のように、何回層にもネットワークを経由して、IPアドレスを変更し、ログの秘匿化できます。

ただ、いくつもサーバーを経由するため、動作速度の低下、正しくサイトが表示されないなどのデメリットがあります。

VPNを使う

VPN（Virtual Private Network）は、ネット上に仮想のトンネルを作り、安全に通信を行うことができる技術のこと。

VPNサーバーを経由して通信を行うことで、あたかもVPNサーバーの所在地からアクセスしているように見せかけることができます。

有料VPNであれば通信速度も安定するため、ジオブロック回避に一番よく使われている方法です。

VPNでジオブロックを回避する方法

今回は世界大手のNordVPN を使ってジオブロックを回避するまでの流れを解説します。

ジオブロックを回避する手順

VPNでジオブロックを解除するときの注意点

VPNの利用が違法になる国がある

VPNを使うと、海外コンテンツのアクセスが制限されている国でも、ジオブロックを回避して閲覧できるようになります。

ただ、そういった国は、VPNの利用を禁止・制限している場合が多いです。

そのため、VPNを使うときは、その国の法律や情勢をよく確認して使いましょう。

通信速度が遅くなる

VPNは、デバイスとネットの間の通信を暗号化するもの。

そのため、VPNは通信の障害物となり、基本的に通信速度は遅くなります。

そのため、VPNは通信速度が速い有名VPNを選ぶことが大切です。

全ての国にサーバーが置いているわけではない

多くのVPNサービスは、世界中にサーバーを持っていますが、全ての国にサーバーが置いているわけではありません。

ジオブロックを回避しようと思っても、目的の国にサーバーがないという可能性もあります。

VPNを申し込む際は、接続したい国にサーバーが置いてあるかをよく確認しましょう。

まとめ：VPNでジオブロックを回避しよう！

今回は、ジオブロックについて解説しました！

VPNを使えば、ジオブロックを安全にスムーズに回避できるので、閲覧できるコンテンツの幅がグッと広がります。