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今回は、国名についてのお話!
国名には、〜合衆国とか、〜共和国とか、色々な国号というものがついているよね。
普段何気なく見聞きしてはいるものの、国号にそれぞれどんな意味があるのかについて考えることはあまりないと思う。
本記事では、図を交えながらそれぞれどんな意味があるのかについて解説していく!
世界の国は全部で約200カ国ほどあるけど、実は全ての国が共和国か君主国かのどちらかに当てはまるよ。
共和国…、君主国…、なにそれ?
これは、国家元首(国を代表する人)が誰なのかということ。
具体的にいうと、選挙で選ばれた人が国家元首となる国は共和国となる。例をあげればいくつもあるけど、アメリカやロシア、フランスと言った国は共和国だね。
一方で、国王や公爵、首長(イスラム世界の称号)といった人が国家元首であれば、君主国となる。
君主国については、なんとなく難しい感じがすると思うので、次で詳しくみていこう。
君主国には、王国、公国、首長国、といった国があるよ。
王国は、王様が国家元首である国のこと。公国は、〜公といわれる貴族が国家元首である国のこと。首長国とは、イスラム世界の君主である首長という立場の人が国家元首である国のことをいうよ。
これだけを聞くと、君主国ってなんか独裁的だなあ、と思いがちだけど、国によってさまざま。
国家元首ではあるけども、実際は選挙で選ばれた人が政治を行なっている場合がほとんど。
国家元首はあくまで国の代表、というスタンスの国が多いよ。
反対に、選挙は行なっているけど実際は出来レース(北朝鮮のような)の場合もあるし、君主国=独裁国家で共和国=民主国家というわけではないんだ。
続いて、連邦、合衆国の意味についてみていこう。
連邦といえば、ロシア連邦、スイス連邦あたりが有名だね。合衆国はアメリカ合衆国とメキシコ合衆国の2カ国だけだよ。
実はこの2つ、違う意味のようで内容は同じ。どちらも、州や国といったまとまりが2つ以上集まってできた国、という意味なんだ。
それぞれの国が独自の法律や統治方法を持っていて、それらをぜ〜んぶまとめて1つの国だぞ!としているのが、この合衆国や連邦の特徴。
ちなみに、合衆国と連邦は、共和国、君主国のどちらの場合もありえる。それは、合衆国と連邦は、国の統治方法をあらわしているだけで、国家元首がだれなのかということとは無関係だからだね。
ところで、日本は共和国と君主国のどっちなんだろう?
日本は、選挙で選ばれた人の中から首相が選ばれているけど、天皇という存在もいる。
共和国の特徴も君主国の特徴もあるねえ
結論からいうと、日本は立憲君主国といわれる君主国。憲法によって天皇の権限を制限している君主国という意味だね。
とはいえ、「天皇が国家元首だぞ」というのは法律で決められているわけではなく、法律上は国家元首はいないということになっている。
それでも、海外と関わる上では国家元首は必要な存在であるから、今の日本では天皇が国家元首としての仕事をしているよ。
いかがだったでしょうか?
なんとなく見聞きしていた国号にも、いろいろな意味があるんだね。
とはいえ、共和国は選挙で選ばれた人が国家元首!君主国は王様のような人が国家元首!と簡単なものではない。
その国ごとに歴史的な背景は異なっていて、国号のニュアンスも少しずつ違ってくる。
そのことを頭に入れながら、国名について考えるとより面白いかもしれないね!
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